院内警察は実在する!院内交番がある病院はどこ?わかりやすく解説!

2024年1月12日(金)からドラマ『院内警察』がスタートしました。

原作は、林いちさん (漫画) 酒井義さん (原作)による漫画『院内警察 アスクレピオスの蛇』です。

そこで気になるのが、ドラマ『院内警察』の舞台となる病院内に設置された交番(院内交番)は実在するのか?ですよね。

あまり聞き馴染みのない院内交番は、架空のものなのか?実在するものなのか?疑問に思う人は多いと思います。

そこで、院内警察(交番)は実在するのか?本当にあるのか?どこの病院にあるのか?実在する院内警察(交番)について、詳しく見て行きましょう。

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院内警察(交番)は実在する!

ドラマ『院内警察』の院内交番の場面画像

病院内に設置された院内警察・院内交番は実在します

医師や看護師に対する暴力や患者同士の喧嘩、さらには窃盗、セクハラなど、病院内ではさまざまなトラブルが発生している。現在、こうした事件に対処すべく“院内交番”を設置している病院は全国に約300ある。

引用元:NEWSポストセブン

つまり漫画・ドラマに登場する『院内警察』『院内交番』は架空のものではなく、本当にあると言うことになります。

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院内警察(交番)とは?

院内警察・院内交番とは、病院内で起こる医師や看護師に対する暴力や患者同士の喧嘩、窃盗、セクハラなど、さまざまなトラブルに対して解決・対処を担う民間組織の名称です。

病院によって業務内容は多少違うかもしれませんが、病職員のプライベート面での相談まなど、病院内の困った時の“駆け込み寺”的な役割を果たしているようです。

名称は、医療機関によって多少違いがあります。

  • 院内警察
  • 院内交番
  • 院内ポリス

基本的には、警察OBで構成されています。

院内警察(交番)の仕事内容は?

院内警察の仕事内容は、24時間体制で病院での事件を解決することです。

“院内ポリス第1号”として勤務した方のインタビュー記事が『NEWSポストセブン』に掲載されていました。

基本的に平日朝9時~午後5時の勤務だが、緊急の場合には深夜でも病院に駆けつけたり、電話で対処法を指示したりするなど、24時間体制で病院での“事件解決”に当たる。

引用元:NEWSポストセブン

24時間体制とは大変ですね。

病院内の事件にしぼっているだけで、普通の警察官とやっていることは同じようです。

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院内警察(交番)がある病院はどこ?

院内警察・院内交番は、日本全国に約300あります。

2024年現在、厚生労働省の調べによると病院は8,200施設ほど。

院内警察・院内交番は、全国にある病院のうちまだ0,03%ほどしか設置されていないことがわかります。

平成30年4月1日より院内ポリスが設置された、東京山手メディカルセンターのHPの文章がこちらです。

当院では、平成30年4月1日より、院内の患者さんを、暴力・暴言等から守り、安全・安心な療養環境を提供するため、専任の院内ポリス(警察官OB)を、1階総合医療相談センターに配置することといたしましたのでお知らせいたします。

引用元:東京山手メディカルセンター

やはり東京都など多くの人が集まる大きな病院は、院内トラブルが多いためか?院内交番を設置する病院が増えているようです。

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院内警察(交番)はいつからある?

東京慈恵会医科大学附属病院の外観画像
東京慈恵会医科大学附属病院の外観画像

院内警察・院内交番は、2004年に東京慈恵会医科大学附属病院で初めて「院内交番」が設置されました

2004年、慈恵医大病院が全国で初めて「院内交番」と呼ばれる渉外室を設置。警察OBが常駐して院内を監視するシステムを立ち上げた。

引用元:NEWSポストセブン

院内交番が初めて誕生したのは、約20年前と言うことになります。

東京慈恵会医科大学附属病院

住所:東京都港区西新橋3-19-18

院内交番が設置されることになったきっかけは、2002年に発生した医療過誤事件・慈恵医大青戸病院事件のようです。

東京慈恵会医科大学附属病院では、院内のクレームと暴力への対応もあり、青戸事件後の2004年に院内交番が設置されたそうです。

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院内警察(交番)が増えている理由は?

院内警察・院内交番が増えている理由は、やはり病院内のトラブルや事件が多いからです。

病院内は生死の狭間にいる患者たちの不安や、時間が思う通りにならない苛立ち、多忙な医師や看護師たちのストレスなどが鬱積し、人の感情が爆発しやすい場所という側面もある。

そうした危険があるからこそ、院内ポリスは生まれた。

引用元:NEWSポストセブン

病院は、身体的や精神的に弱っている人が多く訪れたり、入院したりするため、人間関係のストレスも大きいと考えられます。

命にかかわる最重要施設であり、医師や看護師と患者の間に入る中立な立場の警察が必要になることも多いのだと思われます。

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まとめ

院内警察・院内交番は、日本全国に約300ほど実在することがわかりました。

24時間体制で病院内で起きた事件を解決するために、主に警察OBで構成されています。

2004年に東京慈恵会医科大学附属病院で、第一号院内交番が誕生し、年々設置する病院が増えています。

しかし、院内警察は全体のまだ0,03%ほどの設置のため、どこにでもあると言うわけではありません。

病院内でのトラブルや事件が、今後も多くなっていけば、院内交番を設置する病院は増えていくものと考えられます。